五感が目覚める「 宝島 」
鹿児島県にある日本最後の秘境、トカラ列島。
特徴は「あまり知られていない」こと。それゆえの魅力にあふれたところです。
宝島は7つの有人島の最南端。人よりも自然や動物の息遣いを強く、深く、感じる島。
おおらかな自然の腕に抱かれて、約130人の人々がゆったりと暮らしを営んでいます。
鹿児島本土からのアクセスは週2便のフェリーのみ。島には電車もバスもありません。信号機もありません。
お店は朝夕3時間だけ営業する売店が1軒だけ。
街にあるものはほとんどないけれど、ここにしかないもので満たされている・・・
そんな「あるものがない島、ないものがある島」宝島のホームページへようこそ。
どうぞ、ゆっくりしていってくださいね。
カイロスの時間へようこそ。
1分=60秒、1時間=60分、1日=24時間
誰にでもどこにでも同じように流れている「クロノスの時間」
過去から今を通過し、未来へ一定の速度で進んでいます。
それとは別にもうひとつ、わたしたちの周りに存在している「カイロスの時間」
それは1秒1秒刻まれていく物理的な時間ではなく、奥行きと深度がある時間。
進む歩調も一定ではなく、その人だけの速度で流れていく。
そして、ときには流れることをやめ、ふり向いて立ち止まる、終わりすらない時間です。
たとえば何かに熱中したり、好きな人と過ごす時間はあっという間に感じませんか?
それに比べて、ただ何かを待ったり、気がのらないままに過ごす時間は、とてつもなく長く感じます。
たとえ同じ1時間であっても。
また、遠い記憶や懐かしい過去に想いが飛んでいく時、遠く離れた人に想いを馳せる時、
その時間はたんに長い短いでは表せないように思います。
感情や感覚、その人の精神に寄り添って、ともに流れていく。
それは伸縮自在で、時計では刻むことのできない時間です。そんな時間が、かたわらでちょこんと座っている宝島。
海を渡って、カイロスに逢う旅へ出かけませんか。