オーガニック・バナナの収穫

 

○ オーガニック農家
舩水 礼さん (ふなみず れいさん)
宝島organic 代表

 

 

 

 

ー profile ー
埼玉県出身。熊本県に在住していた2014年、奥様とともに離島めぐりの旅に出た礼さん。
最初の目的地は知り合いがいる宝島でした。
旅のスタートで待っていたのは思いがけないできごと。

宝島で過ごすうちに、突如「ここに住む!」という強い思いが湧き上がってきたのです。
旅の計画はスタート地点で大幅に変わり、宝島へそのまま移住。
いまだに住もうと思った理由は「わからない。理由はないなあ・・・」と笑う礼さん。
現在、100%無肥料・無農薬の自然栽培で         
バナナ・パッションフルーツ・みかんを育てています。

 

ー 自信をもって勧められるものを -
宝島で農業を始めた礼さんは、
「やるなら自然栽培で、と最初から決めていた」と言います。
自然であることの大切さを重んじるご両親のもとで育った
影響もあり、
「食べ物は安全な物を顔の見える人から買いたいという思いがあって。でも本当に信頼性のある物の流通はまだまだ少ないと感じていました。なので、自分でやるならどんな人にでも自信をもって
勧められるものを作りたい、
自分の子供に安心して
食べさせられるものを売りたい。」

言うまでもなく、人の身体は食べ物で作られます。
その影響は身体のみならず精神にまで及びます。

私たちが思っている以上にその影響は大きいのかもしれません。
「時間も手間もかかるけど、自然栽培でやることに一切の妥協はしたくなかった。」
礼さんは高い意識のもと、ひとりでバナナの栽培に挑み始めました。

 

 

ー 国産の露地栽培バナナ ー
国産バナナは気候の関係でハウス栽培が主流です。
幸いなことに宝島は高温多湿の気候と、カリウムを多く含む土壌に恵まれています。
礼さんは国産では稀少な露地栽培でバナナを育てています。

宝島の土の要因か、開墾してから比較的すぐに実をつけるバナナ。
でも7~8年と時を経ていくうちに
土中の養分を吸いきるためか、
花や茎、実が痩せていくこともあるそうです。

「痩せてしまうようなら原点に戻って、2~3年かけて土作りから取り組もうと思っています。
 自然栽培の基本は土作りだから。」
安定した品質のバナナを作るために、現在は試行錯誤の真っ最中。

また、苦労するのが島の仕事との両立。
島の男性は青年団に所属し、フェリーが入港する際に「荷役」と呼ばれる、
着港作業や荷物の積み下ろしを
行います。
週4回、早い時は早朝4時頃から荷役をこなしながらの畑仕事。

「大変な時もあるけど、それは僕だけじゃなくてみんな同じ。荷役も大切な仕事だし、
 コンスタントにバナナを
出荷できる環境づくりが今の目標なので、がんばれます。
 将来的には自然栽培作物の安定供給とともに、
 自給生活
の幅を広げていけたら、と思っています。」
 
現在、通販で販売されている礼さんのバナナは人気商品のひとつで、
あっという間に売り切れます。

出荷量を増やして安定供給するために、今は新たなバナナ畑を開墾しています。
「これからもずっと100%オーガニックにこだわった作物を作り続けたい」
今日もひとり、妥協のない姿勢で畑と向き合う礼さん。

毎年6~9月はバナナの収穫シーズン。
礼さんの思いのこもったオーガニック・バナナの収穫を一緒にしませんか?

 

 

- 礼さんからひとこと -
まだ駆け出しのバナナ農園ですが、味と品質には自信があります。
ぜひ宝島で実際に見て、体験して
ください。まずは僕のこだわりのバナナを食べてみてください!


オーガニック・バナナの収穫(6~9月)
 1日1人 ¥ 3000
 収穫したバナナ1kg お持ち帰り付き
 所要時間 1時間半~2時間 
           
   
※台風など気候の影響によって、収穫時期が前後する場合があります。
 事前にお問い合わせください。 

 

 

 

→『泥しぼり染め』

 

 

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